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評論家にならずに行動する人間になる! 〜仕事をする時に意識すること〜

はじめに

仕事をするときに意識すべきこと。

それは、 評論家にならない  こと。

  私自身、入社当時から上司に「評論家のようになるなよ」と言われてきましたが、最近 THE 評論家 と言えるような人と仕事をするようになってしまってから、特に意識するようになりました。

備忘録の意味もこめて、

  • 評論家とはどういう状態か?
  • なぜ評論家じゃダメなのか?
  • じゃあどうすれば良いのか?

をまとめました。

  

「評論家」とはどういう状態か?

ここで「評論家」と言われる人とは、業務の現状を把握・分析し、 "○○であることがわかった"、"こうすべきだ"、"こうしないとダメだ" と言うだけにとどまり、実際の行動に移らない人のことを指しています。

会社のため、チームのためを思って考えたことを発信しているため、決して悪いことではありません。

しかし、発言するだけで終わってしまう人が多く、そう言う人たちは「評論家」と揶揄されてしまいます。

確かに、いろいろ調べて何かが分かると満足してしまうことがあります。

例えば、開発が遅れてスケジュール通りに進まない時に、どうすればスケジュール通り進めるのかを調べ「こういう開発の手法にすべきだ!」とか「ここに時間かけすぎだよね」と言うだけ言って何も行動せずに終わってしまったり。

また、システムの動きが遅い時に、ログや状態を確認して原因を突き止めたら、「こういう原因で遅くなっています」と報告して、「で、どうすれば早くなるの?」に答えられなかったり。

 

なぜ評論家じゃダメなのか?

上記の例のような状態だと、何にも前には進まないし、時間をかけて調査したり分析したりした意味がなくなってしまいます。   これは書籍「カイゼンジャーニー」の冒頭でも言及されています。

僕は、会社でぼんやりとした人たちに、こうすべき、ああすべき、こう考えるべき、なぜこうしない、とさんざん言いちらしてきた。でも、自分一人で何かを始めることはなかった。「何をしている人なのか?」に答えられるようなお話を持っていなかった。
ーー 市谷 聡啓,新井 剛. カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

評論家になってしまうと、

  1. お客さんからお金をもらえない
  2. 自分の成長や社内の評価に繋がらない

ということが起きてしまいます。

1. お客さんからお金をもらえない

仕事をしてお金をもらっていることの根本にあるのは、

「自分が行動して生み出した結果に対して、お客さんに対価を払ってもらう」

ということです。それなのに実際の行動を起こさずに評論で終わってしまうと、 仕事をやり切っていない  とみなされ、お客さんからお金を払ってもらえないことになります。

行動して結果を生み出さなけらば、お金をもらうに値しません。 (もちろん仕事が評論すること自体であれば、その評論した結果をアウトプットにお客さんからお金をもらえると思うので問題は無いと思います。)

2. 自分の成長や社内の評価に繋がらない

また、評論だけで終わると、実際に何もしていないから、成果は何も残りません。先ほどのカイゼンジャーニーの例のように、「何をしている人なのか?」と言う質問に対する答えが無い状態です。

その結果、「あいつは結局何をしたんだ?」「どんな成果をあげたんだっけ?」と上司から思われ、評価されずに終わってしまいます。  

じゃあどうすれば良いのか?

じゃあどうすれば評論家にならず、行動力のある人間になれるでしょうか。

書いてしまうと単純なことですが、「行動することに時間をかける」「定期的に仕事を振り返る」ことが行動力を上げるために効果的な方法です。

行動することに時間をかける

仕事を進めている最中にする対策として、行動する時間の割合を大きくして、評論で終わらないようにします。

どこまでが評論=調査・分析でどこからが実際の行動か、を常に明確していれば、行動する時間の割合を意識的に増やせます。

定期的に仕事を振り返る

仕事を終えたあとにする対策として次の二言を自分に問い、仕事を振り返ります。

「で、結局自分はどんな成果をあげたんだっけ?」

「自社や顧客のためになったことは?」

定期的な振り返りをすることで、自分は今何をやっているか、知らず知らずのうちに評論家になっていないか、をチェックできます。


以上の二つを実践するだけでもかなり評論家から離れ、実際に行動できる人間になれると思います。


周りの「評論家」に対しては、どう対処するか

自分が評論家になることを避ける以外に、周りの「評論家」と仕事をするときの対処も必要です。

周りに「この人、評論家で実際に何もしようとしてないな」という人がいたら、行動に移るように促すことが大切です。

例えば、部下に対しては、直接「じゃあどうするか」を伝えることで、行動することについて考える癖をつけさせます。

上司や他のチームメンバーなどに対しては、オブラートに包んで「現状や、すべきことは明確になりました。では、実際にどう行動するか、どう進めるかを相談させてください」と伝え、一緒に行動に移していきます。

こうすることで、評論状態で停滞していた仕事が進む上、自らが仕事を引っ張っていく感覚も得られ、成長に繋がります。


まとめ

評論家だと揶揄されている人とは、あーだこーだ言って、実際の行動には移らない人のことを指します。実際の行動をしないままでいると、お客さんからお金をもらえなかったり、自分の成長や社内の評価に繋がらずに終わってしまいます。

そうならないようにするためには、「行動することに時間をかける」「定期的に仕事を振り返る」ことが重要になります。また、周りに「評論家」がいた場合は、行動するよう促します。


「評論家にならない」=「行動する人間になる」 と言うことを意識して仕事をするだけで抜群に成長できると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。  

なお、途中で引用した「カイゼンジャーニー」や下記の「アクションバイアス」を読んでみることもお勧めします。

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで


「アクション・バイアス」については、日本語が少し読みにくい部分がありますが、書いてあることは大変参考になりました。